複合的落石対策工法。既存の樹木を残し、自然斜面上にシーンネットを覆設することで、自然環境の保全と周辺への調和を維持します。
シーンネット工法とは?
既存の樹木を残し、自然斜面上に特殊金網(シーンネット)を覆設することにより、小浮石・転石等の滑落を抑制する効果と、各ブロックごとにアンカー(補強土工併用)の打設を行うことにより、ネット自体が補助的支圧板の作用をもつ複合的落石対策工法です。
従来のワイヤーロープ掛工の機能性・耐久性・施工性・経済性・維持管理性等の向上を目的に開発された工法です。
シーンネット工法の特徴
- 既存の樹木を残すことにより、自然環境の保全及び周辺との調和を維持できる。
- 斜面の諸条件に適したブロック割・アンカーの打設・間隔の設定が可能なため、より現地に適した安全性が得られる。
- 他アンカー工法との併用により、より安全な強度が得られる。
- 軽量材料であるため容易に施工でき、現場条件の制約を受けない。
- 既存の樹木伐採及び整形等が不要なため、工期の短縮・コスト削減が可能である。