概要
全面緑化できる新しい吹付のり枠工
補強土植生のり枠工「GTフレーム工法」は、補強盛土工法などで用いられるジオシンセティックス(ジオグリッド、短繊維)の特性を利用した新しい吹付のり枠工法です。
新しい発想のもとに生まれた“柔構造”のり枠によって、ねばり強くのり面・斜面を守るとともに、のり枠面を含む全面緑化が可能となるため、自然と調和した緑豊かな景観が創造できます。
建設技術審査証明:建技審証 第0902号
NETIS登録:CB-070019-V
適用範囲
- のり面・斜面における表層部の侵食防止
- 生育基盤の安定および生育環境の整備
- のり面・斜面における表層すべりの抑制
(すべり深さ0.5〜1.5m程度、すべり長さ4.0m程度まで) - のり面勾配 1:0.5〜1:2.0程度(安定したのり面勾配とする)
- 対象土質 砂質土、粘性土、礫混じり土、軟岩
特に適用の効果が高い現場
- 全面緑化による景観保全を重視する現場
- 急傾斜地等の狭所で材料運搬などの作業が制限される現場
- 早急なのり面・斜面対策が必要とされ、工期短縮が要求される現場
特長
モルタルや鉄筋を使用しないまったく新しいのり枠構造により、 さまざまなエコ機能・性能を発揮します。
3つのエコ機能で環境負荷の低減に貢献します。
【環境1:CO2削減】CO2排出量を減らした「省エネ型工法」
【環境2:廃棄物削減】ゴミ(廃棄物)を減らして「eco」
【環境3:美観・景観性】全面緑化によって緑豊かな景観を創造
新しい『柔構造のり枠』により、さまざまな性能を発揮します。
【性能1:力学的特性】ひみつは2種類の短繊維とジオグリットの組み合わせ
【性能2:施工性の向上】軽量・シンプル・コンパクトで抜群の施工性
【性能3:コスト縮減】ムダを省くことでコスト縮減を実現
【性能4:優れた耐久性】耐久性の優れた材料で性能を確保