2011.06.19
- アンカー削孔箇所は、U型擁壁の底版を縦断方向4%に対して、直角方向です。まずコンクリート構造物が、厚み700mm~1000mm、鉄筋(D16~32)を有しているのでコアカッタで、構造物下まで削孔し、その下の均しコンクリートの上までとする。それから、被圧水があるアンカー削孔する準備として止水ボックスを取付ます。左記写真は、コンクリート構造物に縦鉄筋がありコアカッターでコンクリートを取り除くことができなかった為、下まで貫通させ箇所で水は、直径160mmの孔から2mほど噴き上がる水量です。
止水ボックス取付。アンカー削孔時のスライムの噴出、湧水の噴き上がりを受ける受け皿(ベッセル)を取付。
アンカー削孔開始!
左写真:特殊ビット2種類。逆止弁内。
アンカー削孔の土質層は、均しコンクリート→割栗石→砂→レキ質土→固結シルト
アンカー削孔は、特殊ビットを使用し逆止弁がついてある。クローネンビットと呼ばれている。削孔完了後、グラウトの逆流防止にこのビットを特殊なキャッチャーを使って固定ピンを脱落させて先端の特殊ビットとケーシングとを切り離す。
左写真:アンカー体挿入状況。アンカーはエスイー製;F50MA(テンドン上部マンションを切断できるタイプ。)
写真内の黒い1トン土のう165個は、カウンターウェイト用の仮設抑止。
現在6月18日で144本中の18本アンカー打設完了。削孔長は、14.4m~15.0mで下流側に向けて削孔長が短くなる。
6月21日にはこのアンカーの受圧板(PC版6枚)搬入予定。