工事名 | 一般地方道相鹿瀬大台線 地方道路交付金工事(その2) |
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工事場所 | 三重県多気郡大台町柳原 |
発注者 | 三重県松阪建設事務所 |
施工期間 | 2008年5月7日〜2009年2月27日 |
工事概要 |
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計画概要について
当計画は、多気郡大台町切原〜柳原の一級河川宮川の左岸の河岸段丘に一般地方道相鹿瀬大台線改良工事(拡幅工事)に伴い、右岸斜面の切土を行うものである。
地質・地層について
山地斜面の被覆層は、剥離堆積した崖錐性堆積物と河川による堆積物の段丘堆積物から構成されるものと思われる。
なお、山腹から河川に沿って基盤岩が風化した黒色片岩を主体とする露岩が確認できる。なお露岩状況は風化が進み片理面が発達している。低温高圧の広域変成作用を受けた泥質片岩が分布する。
泥質片岩は、主として暗灰色〜黒灰色系の黒色片岩からなり、緑色片岩や砂質片岩を挟んでいる。緑色片岩や砂質片岩の分布は小規模で主としてレンズ状で確認される。
片岩は片理面が発達し、片理に沿って深部まで風化が進行しやすく、厚い風化帯を形成しやすい。
現場作業について
上記の地質・地層を踏まえ、総法長SL=25mを3分割に分けて、1段づつ完成させていく逆巻き施工で作業を進めました。